亡くなったのはウチの生徒のおじいちゃん。
御歳80歳を越えたおじいちゃんだったそうです。
午後授業を終え、3時半過ぎに子供たちとチワンガラ村の西側にあるお宅へ向かいました。
今回はヘッドティーチャー(校長とか、主任みたいなポジション)のセレス(仮名)と2人で引率です。
ウガンダにも香典の文化があります。ウチの先生たちで香典を包みました。
アメリカでは香典の文化は無かったように記憶していますが、ウガンダではお金だけでなく一言メッセージを書きます。
セレスが紙切れに一言書いていました。
お宅ではすでに埋葬をしている途中。
木製の棺桶にトタンと金網をかぶせセメントでふさいでいました。
今回は間近でみることができました。土葬の埋葬はもっと粛々と行われると思っていたのですが、農作業のよう。数人の男たちがスコップ片手に作業をすすめます。
墓穴の隣で土の上でセメントと水を混ぜ、それをそのままスコップでトタンの上にドスドスのせていきます。
セレスもスコップを持ってセメントを放り投げていきます。
墓穴の横に座り込んでいる、子供に容赦なくセメントが飛び散ります。
ボクは内心「あ~あ、服が。」
家路の途中ウガンダの葬式についてセレスがいろいろ教えてくれました。
お金のある家庭は木の棺桶やセメントを用意するそうです。お金のない家庭は木の皮のバーククロスでご遺体を覆い、トタンの上に土をかぶせるそうです。
また、埋葬場所のことも教えてくれました。
なぜ畑の中なのか、墓地は無いのかと聞いたところ
「土地を持っている家庭は自分の土地に埋葬するんだ」
「墓地は土地の無い家庭の人が埋葬する場所だ」
「それに、カンパラに住んで死のうが、自分の土地がチワンガラにあればこっちまで遺体を運んで埋めるんだ」と。
ウガンダ人の土地に対する考え方の一端を見た気がしました。
この国では土地を持つことは死に場所を持つことと同義なのかもしれません。
土地に関して更なる勉強と考察が必要のようです。
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