2011/08/16
きわどい遊び
突然ですがクイズです。エリキはシャン太に何をしているのでしょう?答えは最後に。
さて、今回は体罰についてです。体罰は日本でも私が中学生(10余年前)の時ですら議論があったぐらいですし、今もあるのでしょう。
ウガンダでの体罰は日本のそれとは少々違うので紹介します。
一番の特徴は細い棒を使ってぶつこと。ムチ(cane)を先生たちはヒュンヒュンならして
子供をぶちます。ウチの孤児院では子供を寝そべらせ太ももからお尻あたりをぶちます。
子供の反応は本気で痛がるときとへらへらしているときとcase by case。
ぶたれる理由はさまざま
・授業態度が悪い
・授業中しゃべっている
・課題をしようとしない
・忘れ物をした
など比較的しかたないものから
・服装の乱れ(服が汚い)
・手が汚い(洗っていない)
・態度が悪い
など先生側の気分でどうにでもなるような理不尽なものまで
ムチ以外の罰は
ニールダウン(ひざまずくこと)してレンガを持たされる。
腕をのばした腕立て伏せの状態でしばらく維持。体制が崩れるとcaneでぶたれるなど、端から見ると滑稽にも見えてしまいます。
私は体罰については全面否定をしません。
必要なときはあると思います。それは、その子が他人の身に危険を及ぼした時と重度のウソをついたとき。そしてその方法は平手打ち。幸いまだ私はまだ手をあげていません。
牛飼いが棒で牛をたたくように、子供をたたくのを見ていると、人間扱いしていないように私には写ります。
クラスのコントロールをすること、生徒の成績が悪いことなどはやはり教師の責任で子供はクラスを乱して当たり前、勉強したくなくて当たり前ですのでそれをうまくやるのが教師の仕事であり力の見せ所のように思います。
ムチをやめさせることは不可能でしょう。。。
学期初めのワークショップで他校の先生が「caneしたらいかんばい」と言っていたにもかかわらず
2週間後には先生みんなたたいていましたから。頭では駄目だとわかっていても。
悪ガキばっかり。言うこときかない。自分の力の無さを棚上げして(いやそもそもの教師像が私のそれと違う気がします。「ムチを打つ先生がいい先生」というように)子供に体罰という形で責任をとらせる。ムチを使わずにクラスをコントロールし子供をひきつけることのできる先生を目の当たりにすれば
変わるのかもしれませんが。そういう人材はここの周辺にはいないようです。
さらに、体罰の余波が・・・
学校には先生たちの子供がウロチョロしています。全部で4人。
そのうち大人のすることを何でもマネしだす年齢の子がシャン太とエリキ。
ある日ある先生が30人のクラス全員をぶっているのを2人が見て、私のところに来ました
棒を持って。
そして、ボクに棒を持たせ「カイトー、ぶってくれん~」とばかりそのばに寝そべるではありませんか(笑)
一応ぶつフリはしましたが、もはや体罰そのものが子供にかかれば遊びになってしまうことの皮肉に哀しみと諦めを覚えました・・・
しょーもな・・・
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