Ennyanja Nalubaale- ビクトリア湖

2011/08/20

マーケットの歩き方 チワンガラ村


わがチワンガラ(Kiwangala)村では毎週土曜がマーケットの日。
日本に比べると海外のマーケットは歩くだけでも楽しいもの。
そんなマーケットの歩き方を紹介します。

まずはスナック
食べ歩きは行儀が悪いと教えられるウガンダ。みんなマーケットで買ってもウチまでちゃんと持って帰ります。
これはカデンゴと呼ばれる食べ物。はじめてみたので買ってみました。2個で100ush(約4円)
お米を丸めて軽くあげたもの。黄色くなっているのはターメリックかマサラだと思われます。
味はひと言「まずい」。べちょべちょの冷たい米の塊。「おにぎりに似ている」なんて決していえません。その点冷たくなってもおいしいおにぎりは米料理の王様ですね。
米だときいて4個も買ったのですが、1個食べて3つはお隣にあげました。

そしてオモシロ掘り出し商品
この日はアバクロのTシャツ2500ush(約100円)を購入。
そのほかにパタゴニアのR2のベストがあったのですが、ベストという実用性の無さから未購入。
以前マサカのマーケットではビルケンシュトックのサンダルを4000ush(約160円)で購入。

さらに昨日マサカのマーケットでVirginia Tech UniversityのロンTを購入。
その他University of Louisville のカーディナルスのパーカーを発見。
いつかMurray StateのTシャツを見つけ出すのが楽しみです。
(内輪ネタですみません)
こんな掘り出し物を探すのもマーケットの面白いところ。


最後にオモシロくつ画像でくくりましょう!説明不要です

2011/08/19

グルメレポート Katogo(カトゴ)

東アフリカではタンザニア・ケニアにおされ非常にマイナーな国、ウガンダ。そんなマイナーなウガンダにマイナーだからこその面白さがある!(かもしれない)

活動外のネタがつきてきたので、いつもフレッシュな目を持つという意味でも、こんな企画をはじめます。

ラベルを題して、「ウガンダの歩き方」
別になんの自慢にもならないラベルタイトルですがお付き合いください。
そして日本にいる皆さんに「ウガンダ旅行もいいかも」と思ってもらえたら幸いです。

そんな「ウガンダの歩き方」
一発目はグルメレポート!


日本から見れば未知の料理ウガンダ料理。
その一つKatogo(カトゴ)を紹介します。

カトゴとはマトケ(食用バナナ)を使った料理のことを指すらしく、ソースによって様々な味になります。以前マトケ一株をもらったときに毎日作っていたトマトソースのカトゴのレシピを今回は紹介します。

材料(一人分)
マトケ       15本
トマト        3個
(普通の)玉ねぎ   1個
塩          好み

まずマトケの皮をむきます。ポイントはバナナのお尻の方(普通にバナナをむくほうとは逆)からナイフを入れていくとむきやすいです。緑の皮が残っていたりするとゆでる際に黒く変色してしまうので注意が必要です。こんな感じに黒くなります。(味に変化はありません)

次に皮をむいたマトケをゆでます。
湯で時間は固さによってお好みですが、箸をさして貫通すれば充分でしょう。

火が2つある人はマトケをゆでている間にソースを作りましょう。
トマトいちょう切り、玉ねぎをさいの目切りにしますトマトはピューレの缶詰なんて使うと贅沢感がぐんとあがりますね。

熱した鍋にそれらを入れ、火が通るまで熱します。このさい水分が少ないとマトケと和える際に味が偏ってしまうので水を100mlほどいれてもよいでしょう。

食材に火が通ったら塩をいれます。大さじ3杯といったところでしょうか。
多いように感じますが、このくらい入れておかないとマトケの無味に味を加えられません。

塩をいれ味を調えたらゆでたマトケを入れ、和えます。
少々マトケが崩れても問題ないでしょう。

後は盛り付けて出来上がり。
ブイヨンやペッパーでアレンジをするとさらにおいしくなります。

トマトソース以外にもGナッツソース(ピーナッツソース)や豆ソースのカトゴがあります。



私個人としてはさっぱりトマトソースがお勧めです。

2011/08/16

きわどい遊び


突然ですがクイズです。エリキはシャン太に何をしているのでしょう?答えは最後に。

さて、今回は体罰についてです。体罰は日本でも私が中学生(10余年前)の時ですら議論があったぐらいですし、今もあるのでしょう。


ウガンダでの体罰は日本のそれとは少々違うので紹介します。

一番の特徴は細い棒を使ってぶつこと。ムチ(cane)を先生たちはヒュンヒュンならして
子供をぶちます。ウチの孤児院では子供を寝そべらせ太ももからお尻あたりをぶちます。
子供の反応は本気で痛がるときとへらへらしているときとcase by case。
ぶたれる理由はさまざま
・授業態度が悪い
・授業中しゃべっている
・課題をしようとしない
・忘れ物をした
など比較的しかたないものから

・服装の乱れ(服が汚い)
・手が汚い(洗っていない)
・態度が悪い
など先生側の気分でどうにでもなるような理不尽なものまで

ムチ以外の罰は
ニールダウン(ひざまずくこと)してレンガを持たされる。
腕をのばした腕立て伏せの状態でしばらく維持。体制が崩れるとcaneでぶたれるなど、端から見ると滑稽にも見えてしまいます。

私は体罰については全面否定をしません。
必要なときはあると思います。それは、その子が他人の身に危険を及ぼした時と重度のウソをついたとき。そしてその方法は平手打ち。幸いまだ私はまだ手をあげていません。

牛飼いが棒で牛をたたくように、子供をたたくのを見ていると、人間扱いしていないように私には写ります。

クラスのコントロールをすること、生徒の成績が悪いことなどはやはり教師の責任で子供はクラスを乱して当たり前、勉強したくなくて当たり前ですのでそれをうまくやるのが教師の仕事であり力の見せ所のように思います。

ムチをやめさせることは不可能でしょう。。。
学期初めのワークショップで他校の先生が「caneしたらいかんばい」と言っていたにもかかわらず
2週間後には先生みんなたたいていましたから。頭では駄目だとわかっていても。

悪ガキばっかり。言うこときかない。自分の力の無さを棚上げして(いやそもそもの教師像が私のそれと違う気がします。「ムチを打つ先生がいい先生」というように)子供に体罰という形で責任をとらせる。ムチを使わずにクラスをコントロールし子供をひきつけることのできる先生を目の当たりにすれば
変わるのかもしれませんが。そういう人材はここの周辺にはいないようです。

さらに、体罰の余波が・・・
学校には先生たちの子供がウロチョロしています。全部で4人。
そのうち大人のすることを何でもマネしだす年齢の子がシャン太とエリキ。

ある日ある先生が30人のクラス全員をぶっているのを2人が見て、私のところに来ました
棒を持って。
そして、ボクに棒を持たせ「カイトー、ぶってくれん~」とばかりそのばに寝そべるではありませんか(笑)
一応ぶつフリはしましたが、もはや体罰そのものが子供にかかれば遊びになってしまうことの皮肉に哀しみと諦めを覚えました・・・


しょーもな・・・

2011/08/08

癒しと子供が思い出させてくれるもの

今回は最近のボクの癒しちゃんを紹介します。
同僚BT(仮名)の子シャン太(仮名)と同じく同僚リリー(仮名)の子エリキ。

シャン太は女の子。推定2歳。まだ、あまりしゃべれません。でも、シャン太の目を見ると何が言いたいのかすぐにわかってしまいます。以心伝心というやつです。
喜怒哀楽を無垢に表現する彼女の行動一つ一つがたまらなくかわいい(笑)

エリキは男の子。推定3歳。私によくペットボトルのキャップに入れた土を持ってきて「Ancle Aito, Kuwata」といってよこしてくれる。(彼は僕のことをアイトと呼ぶ)
そしていつも頭の先から砂だらけで白くなってる(笑)肌が黒いから余計に砂埃まみれ加減が際立ってしまう・・・
そんなエリキは甘えん坊。コケては泣き、自分で立ち上がろうとしない(笑)
その点シャン太の方が大人。女の子だからかな。

二人に「高い高い」をよくしていたら、楽しさが伝わったのか最近はボクの手を引いて、ちょっと高くなっているところまで連れて行って
「高い高い」をおねだりする。一日に何回もすると疲れるのだが、心地のいいつかれだ。
シャン太をみてると、大人になるにつれ喜怒哀楽の境界線があいまいになってくるんだと教えてくれる。
「イヤ」を含んだ「ハイ」とか哀を含んだ喜びとか。
シャン太とエリキと触れてると、自分の子供時代の感覚とかをよく思い出す。
昔のことを思い出して、子供ながらの感覚を呼び覚ましたり。
あの時なりたくてなりたくてしかがたなかった大人に今なっている。そしてそのことに感謝している。

そして、シャン太と接していて自分が親になったときのことを空想する。
どんな親になりたいとかって。子供をどんな風に育てたいとかって。
子どもほしい(笑)

最後にシャン太の嫌いなことを一つ。
それはベイジング。お姉さんのシャビーラ(仮名)に学校が終わった後に体を洗ってもらうのだが、それがイヤでイヤでたまらないらしく。いつも泣いてる。そして桶の中で立つ尽くし、石鹸でつるつるした桶の中でバランスを崩しそうになっても必死で直立不動を保とうとするところもポイント。







2011/08/05

初学期終了

今週で学校も終わり。私の教師としてのはじめの学期が終わった。
ウチの孤児院でも期末試験があり、試験監督と採点をした。
私は英語を担当していたのでP4.P5(小学校3年、4年相当)の英語の試験監督と採点、
それとP4の算数の採点もした。

ここでP4英語の珍回答を紹介します!
問題
"Use the following words in a sentence to show that you know thier meaning"
下記の言葉を使い文章を作りなさい。あなたがその意味を理解しているのかを見ます
そして課題は
”Bad”

以下子供の回答
”Bad is Bad”

そりゃそうだ。悪いものは悪い。コレには○をあげました。

”it is to bad”

それは悪すぎ!でも回答はおしすぎ!○をあげたいが文法上間違いなのでペケ。

”My bad words can be most do not better”

これはホントにまよった!直訳は多分「私の悪口は一番ましじゃないにちがいない」。言いたいことはきっと「私の悪口は一番悪い」という風に言いたかったんだと思う。一応比較級・最上級で"worst"を教えたんだけど、"worst"がでこなかったんだね。
そこで、mostとbetterを駆使して考えられた秀逸な文章。その秀逸さに免ずることはできずに
×にした・・・文法あってないしね(笑)

100点満点で最高点59点。平均28点。

採点していて思ったのは問題の意味をほとんどの生徒が理解できていない。
英語で書かれた問題を英語で答えるんだからな・・・

"Re-write giving one word for the underlined group of words"


-My mother's brother has visited us.
-Mr. Ssonko is a man who drives cars. 

下線部を一語で言い換える問題は誰一人としてできなかった。
そしてそれ以前にP4以上は授業が全て英語で行われている事実。
私も授業では英語しかつかっていない(使えない)のだが授業を理解できているのは片手で
収まる人数。

体育もまったくできなかったし、なんかいろいろ宿題をもらった2学期でした。

2011/08/02

病院のあいさつ

先週はじめ、のどが痛くなった。

熱もでた。
37度5分ぐらいまで。
症状は風邪そのものだったので、日本から持ってきた風邪薬を服用して2日寝てすごした。
それでも症状は軽減されずにほっといても治るとはおもっていても
手の感染症のこともあったので、今回は大事を取って病院へ。

病院はマサカにある私立病院。
ドクターに会って症状を訴えると「じゃあとりあえず血液検査しとこうかね」と物腰のやわらかそうなジェントルマンドクター。
”風邪なのに血液検査?”とその意図をすっかり忘れてて言われるがままラボへ。

そこで看護士のニャボのびっくり採血。
日本での採血方法と同様に二の腕にバンドをして肘の血管を浮き上げます。
ただ、”あれ?バンド緩くない?血管あんまりでてないバイ・・・?注射器ちゃんと狙えると?”
一抹の不安を抱えます。
ニャボは淡々と注射器の準備とボクの腕を消毒していきます。
”おお~、しっかり医療行為できとーやん”と上から目線のボク。
そしてチビッと浮き出た血管へ針をそわせていきます。

”確か採血って「その人の腕しだいで痛くもなるし、痛くなくなりもする」って誰かいっとったなー”
針挿入
”あ、痛くない。うまいのか、この人は・・・?”
ニャボ針挿入を止める。
半分引き抜く。
”あ”
ボクの体内で針がうごめく
”あ、グニュって鳴った”
半分引き抜いた針がぐっと押し込まれる。

”あ~あ”

・・・・。

そんな採血を済ませ結果をジェントルドクターへ見せると
「うん、君はマラリアにかかっとうよ。やっぱりね」

「え?うそー。全然辛くないよ?マラリアってもっときついっちゃないと?」
マラリアにもいろんな種類があるけんさ」


アフリカで風邪で病院へ行くと挨拶は「マラリア!」
さあ、みんな一緒に「マラリア!」