Ennyanja Nalubaale- ビクトリア湖

2011/10/18

ウガンダ的日本人

少々、愚痴気味な書き方をさせてもらう。

異国での生活は、全ての事象に「なぜ」と問い続けることと、積極的な情報収集に対してのモチベーションが下がってくる6ヶ月目以降の生活ではそれらをいかに保ち続けるか、いかに呼び覚まさせるかが大事になってくるだろう。

だが、いくら「なぜ」と問うても理解のできないことはある。

先週のある日、夜明け前から雨が降っていた。
やんでも、またすぐに振り出すという具合だ。

ウチの学校は子供が全員で集まって雨をしのげる場所など無い。
いや、ウガンダの学校全部に当てはまることかもしれないが。

なので朝の朝礼は雨がやんだすきをみて行われた。
朝礼はいつも8時からだが、今日は9時ごろになった。
それでも朝礼中に雨は降ってくる。

遅刻してくる子供なんて毎日10人ぐらいいて、体罰をうける。
内容はその日によって変わるが、今日は「雨の中ずっと立っておく」というものだった。

朝礼はいつもの1時間遅れ。
天候によっての予定変更はこの国では当たり前だし、仕方の無いことだと思う。

だが、その罰と他の先生の行為にボクは本気で腹を立てた。

朝礼中の先生は屋根のあるところに立って朝礼をながめる。
朝礼を終わらせると、遅刻してきた子供に雨の中立っているよう指示をする。

普段「子供の健康が~」とか「教育が~」とえらそうに正論をぶつけてくるくせに、そういうことを平気でする。それでいて、自分は教育者づらをする。

それが「ウガンダの教育方法だ」といってしまえば、それで終わりなのだが、それでは子供の健全な教育はできないとボクは思う。

大人が手本になるべきであるはずだ。
そいういう大人の行為を見て子供はどう思うのだろうか

今の大人は自分が子供だったとき、大人のそういう行為を見てなんとも思わなかったのだろうか

この学期は3学期で最終学期。この学期まではウガンダのやり方を学ぼうと思い、意図的に批判的な意見をすることを控え、忠実に彼らのやり方に従っていた。
「日本」とのやり方の違いを知らないまま何を言っても、受け入れられないだろうと思っていたからだ。
しかし、その「日本」がボクの中からそぎ落とされた今では、いいこと悪いことを判断することが感覚的にできるようになってきたと思えてきた。「ウガンダ的日本人」になりつつある。



だから、そろそろ、ブッコんでいってもいいですか?

4 件のコメント:

  1. keizi-f10/18/2011

    お元気そうで何よりです。それと自然体でいいのではないでしょうか。レッツゴーでしょう!

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  2. keizi-fさんのfacebookでこちらをご紹介して頂き、過去の書き込みを拝見しました。

    お元気そうで、何よりです。

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  3. 肩の力をむくといいよ

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  4. まとめての返信になりますが、皆さんありがとうございます。

    ウガンダ人の同僚や上司の金銭的援助への期待を私自身が意識しすぎて、肩にチカラが入っていました。もう少し気楽に接してみよう思います。

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